今日のランチはどこにしよう。
ローテーションである程度は決まっているものの
たまには違うところで変わったものも食べてみたい。
でも、あまりよく知らないところに行って
万が一残念なことにでもなったら、
午後からのモチベーションが激ダウン。
大げさのようで意外とそうでもない、サラリーマンのあるある状況に
さてどうしたものか…と、微妙な気分で足を踏み入れたお店が
大阪市浪速区元町1丁目にある凛酌(りんく)である。
なんと昼は山形県の郷土料理、夜はイタリア料理という一風変わったお店。
山形県の郷土料理といったら芋煮が有名だが
同店のランチメニューのメインはそばのようで(芋煮もある)
肉そば、なめこおろしそば、鶏中華、もつうどん、もつそば、豚つけそば…と
いかにもうまそうな献立が名を連ねていた。
こんなときは一番前に書いてあるものがオススメに違いない。
というわけで、頼んだ肉そばがコレ。
そばが見えないぐらいの山盛りの白ネギ。
てっきり牛かと思っていた肉は、そばと相性のいい鴨肉。
少し甘辛いつゆは、そんな薬味と肉の風味が溶けこんだ深みのある味わい。
黒くモッチリしたそばと相性もバッチリだった。
こうなると、夜のイタリアンが否が応でも気になってしまう。
というわけで、あまり日を空けることなく訪れることに。
昼間と違って家族連れやカップルで賑わう店内。
妙に気取った感じはなく、親しみやすさは昼間と変わらない。
夜のメニューには本格的なイタリアンはもちろん、
同店オリジナルの創作料理らしきものや
山形県の郷土料理なども載っていた。
さっそくいろいろ注文してみたところ
ともかく出てくる料理すべてが及第点。
なかでもうまかったのがこの3品。
ポテトサラダにアンチョビソースをかけたパターンを
以前、当ブログで紹介したが、
これはポテトサラダにアンチョビソースを混ぜ込んだパターン。
こっちも負けず劣らずめちゃうま。
飲兵衛は間違いなくドハマりするはず。
個人的に同店の一番を上げるなら、このせせりと豆苗のソテー。
豆苗のしゃきしゃきとした歯ごたえと
噛めば噛むほど肉汁が出るせせりが絶妙のコラボ。
思わず白米がほしくなるほどの絶品。
同店ならではの山形県郷土料理、もつの煮込み。
醤油ベースの濃厚な旨味がクセになりそう。
ビールはもちろん、ワインにもピッタリな逸品。
出てくる料理のあまりの美味しさと驚きに
あれもこれもと思わず注文してしまう。
そして、最後のシメにと頼んだのがミートソースのパスタ。
もちろん味は言うまでもなく、パスタのかたさもバッチリだった。
ときには冒険しないといけないってことを思い出させてくれた名店。
シェフやサーバー、スタッフのサービスも大満足。
いささか出会うのが遅すぎた感は否めないが
長くお付き合いしたいお店に出会えたことに
今はもう感謝しかない。
凛酌(りんく)
<問合>06-6645-6225
<時間>18:00~23:00 (L.O.22:00)
<定休>日曜日・月曜日
<住所>大阪府大阪市浪速区元町1-5-24 シャトー豊田105
<交通>JR難波駅から241m