たいてい鶏もも肉を使う照り焼きチキンを、
どうにかこうにか鶏むね肉でやってみたところ、
けっこう美味しくてなにかと困った時に役立っている。
なんてったって安い!
国産でさえ、もも肉の半分のプライスなもんだから、
給料日前の破綻しかけな懐事情に大変ありがたいわけで。
とりもあえず、むね肉をそぎ切り。
あまり小さいと固くなるので、二口大ぐらいで。
ボールに並べて、塩と胡椒を少々をふりかけ、
砂糖を小さじ1/2、日本酒を大さじ1ぐらいで下ごしらえ。
こうすることで柔らかな口当たりに。
照り焼きのタレとのからみをよくするために片栗粉をまぶす。
揚げるわけではないけれど、けっこうしっかりめにつけることでふっくら仕上がる。
オリーブオイルを敷いたフライパンに並べ、皮がついている側面から焼いていく。
揚げ焼きのイメージなので、少しオイルは多めに。
火は中火で焦げ目がつくまでしっかりと。
触ってるとめちゃくちゃ固くなっているような感じだが、
実は衣のおかげで中身はふっくらやわらかい。
焼いている間に、照り焼きのタレを準備しておく。
砂糖大さじ2、日本酒大さじ2、みりん大さじ2、醤油大さじ2と1/2。
本来はこれが基本的な照り焼きのタレだが、さらにここへお酢を大さじ1/2追加。
これで旨味が引き立ち、身もよりやわらかくなる。
両面ともほどよくきつね色になって、焦げ目がついたら先ほどのタレを投入!
えぇっ!と思うほどタレの量が多いような気もするが、これでちょうどいい。
火はしばらく中火のままでOK。
ぐつぐつ煮込んでいると、みるみる水分がとんで、自然ととろみがついてくる。
そうなると火を少し弱めて、焦がさないようにむね肉とからめていく。
ある程度水分がなくなって、酢豚のようになったらできあがり。
けっこう濃厚なので、口やすめのトマトなんぞと一緒にどうぞ。
淡白な鶏むね肉が、白飯にぴったりの最強おかず飯に大変身。
むね肉は疲労回復にも一役買うらしいから、お疲れのときにもぜひ。