『ぽてんしゃる。』

糸井重里/著:ほぼ日ブックス

糸井重里/著:ほぼ日ブックス

“コピーの神様”糸井重里さんが
インターネット上のメディアとして創刊した
「ほぼ日刊イトイ新聞(ほぼ日)」。

同サイトのトップページには、
糸井氏が紡ぎだしたエッセイのようなもの(コラム?)が、
一年365日休むことなくアップされている。
それだけでも本当にスゴイことなんだけれど、
なによりそのエッセイのようなもの(タイトル「今日のダーリン」)は
アーカイブを残さない趣旨を貫いており、
たま~に一日前ならなんとか読めても
その前以上をさかのぼって読むことができない。

そんなことを創刊からおよそ15年も続けていらっしゃるわけだけれど、
そんな神様の紡ぎだす言葉は、やっぱり何度も読み返したくなるわけで。
毎年1冊ずつ、それらの中から選りすぐりのフレーズをまとめた本が出版されている。
今回拝読した『ぽてんしゃる。』は、2012年に書いた原稿と
ツイッター上のつぶやきから厳選された言葉の集大成。
※糸井氏が撮影した写真や書き下ろし読み物もある

実は、件の「ほぼ日刊イトイ新聞(ほぼ日)」を読み始めたのは
そんなに昔でもなくて、ざっと3年前くらいから。
正直言って、それまでボクにとっての糸井氏は
バス釣りが好きなタレントの一人でしかなかったわけだけれど、
自分がなんちゃってでもコピーライターになるにあたって、
その肩書きの代表的な方々をピックアップしていった先に
このヒトがどかんと腰を下ろしていらっしゃったんだよね。

それからは、とりつかれたように糸井氏のアウトラインを探しては
自分なりの糸井像を形成していった。
思考と嗜好、建前と本音、そんなものを拾って集めていれば、
コピーライターという肩書きを持つ「何者」かになれる気がした。
実際のところ「何者」にもまだなれないでいるけれど、
なんとか数ミリほど近づいたような気がしなくもない。

今になって思えば、そんな高いゴールでも見えていないと、
どうやって歩いていいかわからなかったのかもしれない。
そんなわけで、この『ぽてんしゃる。』は
ボクにとってコピーの例題集のようなもの。
マーカーを右手に、ポストイットを左手に、
目を皿のようにして何度も読み返したい一冊。

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2013年9月28日

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